「取引先の決算分析をして」
ある日上司から突然仕事を振られ、何をしたらよいのか、どのようなアウトプットを出せばよいのか、そもそも効果的な分析ができるのか、と不安になっている営業マンはいませんか?
そんな方におすすめなのが「世界一楽しい決算書の読み方」です。
著者である「大手町のランダムウォーカー」さんは「決算書は最高にシビれる”謎解き”だ!」と言います。
そうなんです。
この本を読み終わると、難しいこと、面倒くさいこと、得体のしれないことと思っていた決算分析が面白おかしくなってきて、これまでただの数字の羅列だと思っていた決算書が会社の物語のように見えてくるのです。
- 2時間で読み切ることができる
- 実在する企業の決算書を読み解くため、内容をイメージしやすい
- 会計クイズに答える形式で学ぶため、楽しく勉強できる
- 決算分析=会計クイズなので全く難しくない
- 会計クイズを自分で作れるようになる
- すなわち2時間後には決算分析ができるようになっている
この本を読み終わった時には「決算書は難しくない!」と思えていることは間違いないです。
騙されたと思ってまずはこの本を2時間で読み上げてみて下さい。
著者「大手町のランダムウォーカー」さんとは
「大手町のランダムウォーカー」さん(https://twitter.com/OTE_WALK)は「日本人全員が財務諸表を読める世界を創る」を合言葉に、Twitter上で会計クイズを通して日々決算書の面白さについて発信されています。
私も世界一楽しい決算書の読み方を読破してからフォローさせて頂いていますが、クイズ形式で毎回自分の頭で考えながら学習することができています。
クイズから派生して簿記の基礎知識等を解説してくれるため、実戦形式で基礎から実力がメキメキとついていきます。
大変おすすめですのでまずはフォローしてみて下さい。
実在する企業の決算書からビジネス戦略を紐解いていく
「世界一楽しい決算書の読み方」を読むと、決算書から企業のビジネス戦略まで見えるようになります。
それはなぜか。
実在する企業の決算書を事例に決算分析をするからです。
皆さんも、スターバックスやユニクロ、セブンイレブンなどがどのような企業か分かりますよね?
決算書を読まなくても、各企業の販売戦略や強み、弱みをイメージできますよね?
それら全ては決算書からも見えるんですよ?その方法はね。という形で決算書の読み方を教えてくれるのが「世界一楽しい決算書の読み方」です。
いきなり難しいことをやっても、難しさにうんざりしてすぐに飽きてしまうだけですが、この本では誰でも知っているような企業の決算書を謎解き形式で分析していくため、びっくりするほど分かりやすいのです。
貸借対照表(B/S)、損益計算書(P/L)、キャッシュフロー計算書(C/S)の財務3表を企業分析の裏付けとして自由に扱えるようになると、企業分析の質が格段と上がり説得力も力強くなります。
最終的には、どんな企業かもわからない、強みもわからない、販売戦略を知らないような企業の決算書からでも、決算分析ができるようになっているのです。
会計クイズは楽しくて簡単
世界一楽しい決算書の読み方で取り組むことはいたってシンプルです。
会計クイズを解くだけ。
会計クイズはどのようなものかというと、超シンプルな財務3表の棒グラフを見て、選択肢の中のどの企業のものかを当てるというもの。
各企業のビジネスモデルや原価率、収益内訳等から、本の登場人物たちと一緒に答えを導いていきます。
繰り返しにはなりますが、この本での解説はびっくりするほど分かりやすく、納得感を持って会計クイズを楽しむことができます。
これまで決算書は難しいものだ、堅苦しいものだと思っていた方も、この本を読み終えた時には決算書が身近なものに感じられ、様々な企業の決算書を読んでみたいという気持ちになっているはずです。
しかも、たった2時間本を読むだけで決算書の読み方を理解することができるのです。
わたしの決算分析体験談/取引先の社長への報告
ここからは私の体験談となります。
先日取引先の決算書を受け取りに行った際に、社長から「決算書をもっていくからには、きちんと決算分析をして報告してくれ」と依頼を受けました。
しかしながら決算分析などしたことがない私は、何から始めたらよいのか、最終的にどのようなアウトプットを出せばよいのか全く分かりませんでした。
私は本を一冊読もうと思い、「決算分析 本 分かりやすい」と検索して最初に出てきた世界一楽しい決算書の読み方を購入し、私なりの決算分析をしてみました。
すると、その取引先の決算書が非常にいびつな構造になっていることに気が付いたのです。
実はその取引先は関連会社をもう1社持っており、実際の営業部隊はそのもう1社が担っていました。
そこでもう一社の決算分析も併せて実施してみたところ、その2社の決算書を合わせると非常に納得感のある決算書ができあがることに気が付きました。
世界一楽しい決算書の読み方で学んだ会計クイズを自分なりに作成し、その答えと解説を自分で考えることで、その取引先のお金の動きやビジネスモデルを自分の言葉で説明することができるようになったのです。
ここまでの内容を簡単な資料にまとめ社長に報告したところ、社長も「よく気付いた!」と言って私に決算書の秘密をたくさん教えてくれました。
この体験談からお伝えしたいことは、これまで決算書に触れてこなかった人間でも、世界一楽しい決算書の読み方を読み上げるだけで、一人の社長と決算書について語り合えるくらいのレベルに到達するということです。
もちろん、より複雑な分析をしたり自分で決算書を作り上げるようなレベルには到底及びませんが、決算書というものが得体のしれないものから、身近なものに変わったことは間違いありません。
- 世界一楽しい決算書を読む
- 実際の企業で会計クイズを作成してみる
- そのアウトプットを知識人に対して報告してみる
このプロセスを踏んだ時、「決算書が分かる」という状態になることができると私は断言します。
皆様も是非この本を読んでみて下さい。
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