オランダ北部に存在する「ヒートホールン」という村をご存じですか?人口2500人程度の小さな村で、オランダの首都アムステルダムから北へ120km程の距離にあるこちらの村は、知る人ぞ知るオランダの観光地です。
たった一度のオランダ旅行で訪れるには知名度や場所的にも少しハードルが高いかもしれませんが、ヨーロッパに住んでいて一通りの有名な観光地は行ったことがあるという方にはめちゃくちゃおすすめの観光地となっています。もちろん、初めての旅行の際に訪れても決して後悔することのない素敵な村です。
筆者も、子供の頃オランダに住んでいた際にヒートホールンを訪れ、「地球上にこんな素敵な村が存在するのか」と心を動かされました。そんな素敵な村「ヒートホールン」を今回ご紹介します!
オランダの観光地TOP10をこちらの記事にもまとめていますので、興味のある方は覗いてみてください。
北のベニスとも称される、水路に囲まれた村
オランダは海抜の低い土地にあり、運河と一体となった街並みはアムステルダムをはじめとした様々な観光地で見ることができます。しかしこのヒートホールンという村は「北のベニス」とも呼ばれており、村中に水路が巡らされ今も水路を中心とした生活が送られている珍しい村です。この景観を守るために、この村内のほとんどの区域は車の侵入が禁止されています。
歴史を振り返ると、1300年頃から泥炭採掘がおこなわれるようになり、その運搬のために運河が建設されたようです。泥炭を採掘した後が水路や湖として現在も残っており、そこを行きかう小舟や自転車が村人たちの主要な交通手段となっています。
ボートで村を一周
現地では、ボートを借りて自由に運河探索することが出来ます。電動のボートレンタルもありのんびりと過ごすことができます。
また、遊覧観光船で運河めぐりをすることもできます。狭い水路に加えて、広々とした湖まで巡るこちらのツアーは所要時間約1時間、ガイド付きとなっています。英語でも説明してくれるのでガイドさんと楽しく会話をすることが出来ます。
メルヘンチックな茅葺き屋根の可愛い家々
村の中には、可愛らしい茅葺き屋根の家々が建ち並んでいます。運河と緑と空のバランスがとても奇麗で、おとぎの国に迷い込んだような幻想的な気分に誘われます。
どの家も違った個性があり、街中を歩いて探索するのもおすすめです。お金と時間に余裕があれば移住してみたいとさえ思います。
まとめ
日本のガイドブックには大々的には紹介されていないものの、思わずうっとりするような素敵な村「ヒートホールン」。日本では決して見ることのできない素敵な景色を見に、ぜひ行ってみてください!
コメント